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フジサンケイレディスクラッシク         4.21〜4.23

■アグレッシブVSステディ

▼アンダーパーは2人のみ・・

トーナメントは終盤を迎え、前日首位に立った大山志保選手が-2、
そして3オーバー6位タイのポジションからこの日、9番、10番、11番で
3連続バーディを奪うなど猛チャージを見せた飯島茜選手が-1と迫っていました。

お互い類まれなる身体能力に恵まれスポーツ万能のアスリートゴルファーですが、
そのプレースタイルは若干異なります。

大山志保選手は、昨年のツアーデータでバーディ奪取数がツアートップで
強気に攻めてくるアグレッシブなゴルフが特徴です。

さらにオフシーズンは筋トレを強化し、
今シーズンは更なるパワーアップを図りました。

対して、飯島茜選手。
ツアー3戦目の「近未来通信クイーンズオープン」では、
昨年プロ入りのルーキーとは思えない堂々とした安定感あふれるゴルフを見せ
早々にツアー初Vを手中にしています。

どのような状況下でも毎回同じプレショットルーチンを踏んでから
同じリズムでプレーできるという強烈なメンタリティの持ち主です。

そんな意味では、大山選手のアグレッシブに対して
飯島選手はステディさが持ち味といえるでしょう。

まだ、ツアーは始まったばかりですが
不動選手の連続賞金女王の座を脅かす2人であることは間違いなさそうです・・

▼形勢逆転

15番ホールで大山選手はティショットを大きく曲げ
痛恨のダブルボギーを打ってしまいます。

スコアを2ストローク落としてしまいイーブンに、、
アンダーパーは飯島選手ただひとり。
一気に形勢逆転です。。。

■川奈の上がり3ホール

〜 最終組の大山選手、その2組前を回っていた飯島選手ですが
  便宜上、両者のマッチプレー形式で上がり3ホールを振り返っていきます 〜

▼16番(480Y Par5)

左サイドが海、豪快な打ち下ろしのロングホールです。
男子トーナメントでは、フッカーが打ったボールが海の藻くずと
消えていく姿を何度目の当たりにしたことか・・

飯島選手は、ティショットを右サイドのややアゴが気になるバンカーへ入れます。
PWでレイアップし、3打目勝負。
3打目はピンの右奥目につけ、2パットでパーをセーブし1アンダーをキープ。

大山選手は、右サイドのバンカー方向へ打ち出しますが
絶好のポジションにキャリーし、
左の傾斜でフェアウェイセンターをキープします。
2ndショットは狙いやすい位置へレイアップし、3rdショット、、

果敢にピンをデッドに狙ってきますが、グリーンの奥へこぼれます。
奥からのアプローチ、、
これまた果敢に入れに来たのか、強めに入りカップをオーバーして行きます・・・

入れごろ外しごろの返しのパーパット、、
やや強めにフックラインを読みきり沈めてきます。
イーブンパーをキープ。

▼17番(172Y Par3)

砲台グリーンの名物ショートです。
ここでも数多のドラマが生まれました・・・

飯島選手、バランスの良い素晴らしいスイングから繰り出されたボールは
ピンの左5メートルの位置にナイスオン!いやーお見事!!

そして、格好の良いカメラワークで
飯島選手のスライスライン読みきりのバーディパットが映し出されます!
(なんか映画のワンシーンみたいでした♪)

これで2アンダー。大山選手と2ストローク差になり、、
勝敗の趨勢は傾いたかに見えましたが・・・
(ただ、TV中継を観ていてCFの入り方が小刻みに入ってきて
 ちょっと不自然な感じがしました。。このままでは終わりそうもない感じ)

大山選手はアイアンで打ちグリーンの左へ外しました。
この時、解説の森口プロは「寄せやすいポジションです」
みたいなことを云ってたので、
もしやと思ってみていると、、

このアプローチも果敢に狙いに行ったのか、
強めに打ち出されたボールはカップへ向かって行きましたが、
強すぎてカップの淵をかすめてオーバーしていきました。

返しのパーパット、、(外したら万休・・)
しかしこれもきっちりと沈めてくるのです。
思わず「ナイスパー!」と叫びたくなる素晴らしいパーセーブです。

かくして、2打差で最終18番ホールを迎えます。。。
バーディ・ボギーで並びですが・・・

▼18番(380Y Par4)

飯島選手のティショット、
いつものルーチン、いつもの安定感あるスイングで
フェアウェイ左サイドのべスポジをキープ。

2ndショット、、
FWでピンを狙っていきますが、奥のカラーにこぼします。
(ここから2パットのパーならほぼ勝利を手中に収めることが出来ますが・・)

注目のアプローチパット、、
打った直後、ギャラリースタンドから悲鳴が漏れます・・
明らかにボールの飛び出しが弱くショートしているのが分かったのでしょうね。。

そして、距離を残してしまったパーパットを外してしまいます。
このホールボギーにしてしまい通算1アンダーでフィニッシュし、
全ては大山選手の結果待ち・・

さあ、大山選手バーディを取れなければ負けの状況です。
ティショットはきっちりフェアウェイをキープしてきました。

大注目の2ndショット、、
打った後、【スライスしてー!】というボディアクションを見せましたが
ボールは花道からグリーンのセンターをキャッチ。

しかし、カップまでの距離は20メートル以上・・・
普通はこんなのマグレでも入りません。

「ラインが見えた!」と大山選手、、
強めに打ち出されたボールはカップへと向かって行きます。
「えっ、まさかっ。。。。。」

ど、ど真ん中から入りました!!!
しかし〜〜凄すぎます。

■プレーオフ

3日間がんばった二人のどちらに川奈の女神は微笑んでくれるのか・・
プレーオフは決着がつくまで18番の繰り返しです。

プレーオフ1ホール目。
1ショット毎に局面が猫の目の如く変わります。

1stショット、、
大山選手→右のラフ、飯島選手→フェアウェイ。

2ndショット、、
大山選手→グリーン左サイドの奥へこぼす、
飯島選手→グリーン手前のバンカーへつかまる。

3rdショット、、
大山選手→パターで見事なアプローチで寄せる、
飯島選手→ナイスリカバーでピン下につける。

そして両者のパーパット。
飯島選手、、惜しくも左にはずしたのに対し、
大山選手はこれをきっちり沈め見事に川奈の2代目の女王に輝きました!

最後は終始アグレッシブなプレーで攻めた大山選手に
川奈の女神は微笑んだのでした^^

☆★☆ 本日のこの一打! ☆★☆

やはりなんといっても、最終18番ホール。
【これ】を入れなければ負けという場面、、、

その【これ】とは、20メートルを越す軽いスライスラインのパットです。
100回打って1回入るかどうかのパット。。

終盤に入り、強め強めにアグレッシブにホールカップを攻めていた
大山選手でしたが、このロングパットもその流れで高麗グリーンに負けない
強めのタッチで打ち出されたボールは、
見事にど真ん中からカップに吸い込まれていきました!

それもこれもやはり終始攻める姿勢を貫いた結果だと思います。
いやーお見事でした!!
 
★☆★ 本日の気づき!  ★☆★

前回、飯島選手が初優勝したときも書いたと思うのですが、
彼女の不変のプレショットルーチンです。

解説の森口プロも云っていましたが、
「例えばラウンド70で回ったとして、70回のプレーすべて同じルーチンで出来る
 プレイヤーのひとりですね」と。。。

ゴルフとはもうひとりの自己との戦い、
本当に彼女のメンタルは凄いの一語につきますね〜

ただ、彼女も人の子、、
18番グリーン奥から、パターでのアプローチを大きくショートしてしまいましたが
さすがにVを意識したのかルーチン・リズム・呼吸などに微妙な変化を
もたらせたのかもしれませんね・・

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