北の大地に役者の揃い踏み、女子の熱き戦い 9.1〜9.3
前週の「ヨネックスレディス」をTV観戦していた不動裕理、、
大山志保のゴルフを見て「簡単にやっているな〜」と感心していたとのこと。。
長期に渡る海外遠征から帰国した不動裕理、久々の国内戦
いきなりの優勝争いはさすがでした・・
さて、女子ゴルフは北の大地で2戦続きます。
1戦目はかつての炭鉱の町、北海道美唄市。
石狩平野の中央に位置する「アルペンゴルフクラブ美唄コース」(6351Y、Par72)
を舞台に行われた「ゴルフ5レディス」の模様をレポートさせていただきます。
■終盤戦へのプロローグ
遅めの昼食を済ませ、LPGAのサイトでリアルタイム速報をチェックすると、、
13:22で速報はストップしてしまいました。
その時点でのリーダーズボードは、、、
ウェイ・ユンジェ選手と不動裕理選手が-7
横峯さくら選手、大山志保選手、ペ・ジェヒ選手が-6と
V争いには役者が揃っていました!
■TV中継開始
中継は最終組の15番(166Y、Par3)ホールのグリーン上が出てきました。
「・・・」ちょっと中継の進行が早い感じ。。。
「もしや、プレーオフか・・」
などと勝手読みをしながらTVを見ていました^^;
さすがに最終組!
全員バーディチャンスにつけています。
まずは、ぺ選手から。
スライスラインでしたが惜しくもカップの右を抜けていきます。
パーをセーブして-7。
次はさくら選手です。
(帽子の後ろに垂らした髪に、ピンクの飾りつけをしていました♪)
絶好のポジションにつけていましたが、
若干インパクトで緩んだ感じで打ち切れず・・パーとして-6。
そして一番近くにつけていたのが不動選手。(ショットの調子はいいみたいです)
これをものの見事にど真ん中から決めてきます!
この日4つ目のバーディで-8として一歩抜け出ます。
■上がり3ホールの戦い
ピート・ダイ設計といえば、池のレイアウト。
このコースも随所に戦略的に池が配置されていて、
特に上がりの3ホールは難関ホールが続きます・・
▼16番(355Y、Par4 〜左サイドが池で更に最終日のピンポジは左サイド〜)
最終組の1組前に大山志保選手(-6)、
2003年以来のツアー2勝目を狙う台湾のウェイ・ユンジェ選手(-8)が回っています。
大山選手のラフからのセカンドショットはしっかりグリーンを捉えてきます。
フックラインのバーディパットは惜しくも左を通過しパー。
対してウェイ選手のセカンド。
残り136ヤードから大きくプッシュアウトしてしまい、右のラフへ。
そこからのアプローチをショートしてしまいます・・(ピンチ)
パーパットを果敢に沈めに行きますが、ダウンヒルを下って
2メートル以上オーバーしてしまいます。(大ピンチ)
しかしそこからボギーパットをしっかりと沈めてボギーで収めました(-7)
そして最終組。
3者、左サイドの池を避けティショットは右のラフへ。
不動選手とぺ選手はパーをセーブします。
不動選手は8アンダー、ぺ選手は7アンダーをそれぞれキープしますが、
さくら選手はセカンドショットを池に入れてしまい痛恨のダボをたたき
4アンダーと大きく後退してV戦線から脱落・・・
▼17番(153Y、Par3 〜アイランドグリーンです〜)
大山選手。
8Iでピンをデッドストレート!
ピンにかぶさってきますが、ややランが出て5メートルにつけます。
そして、なんとかものにしたいバーディチャンス、、
これをものの見事にねじ込んできます!
いや〜さすがとしか、いいようがないですね〜これで-7として、
首位の不動選手に1ストローク差と肉薄!!
ウェイ選手もピンにかぶさるナイスショットでしたが、
ランが出てカップを7メートルオーバーします。
強気にバーディパットを狙ってきますが惜しくもオーバー、、
返しを入れて-7をキープ。
不動選手。
ピンの下5メートルのポジションにナイスオン!
難解なスネイクラインでしたが、しっかりパーをセーブし単独首位を死守します。
ぺ選手はピンの手前10メートルのポジションにつけ、
しっかり2パットで収めてパーをセーブし7アンダーキープ。
不動選手が1ストロークリード、
大山選手、台湾のウェイ選手、韓国のぺ選手が追うという予断を許さない展開で
最終18番ホールを迎えます。。。
▼18番(382Y、Par4)
大山選手のティショットはFWど真ん中を捉えます。
ピンまで残り150Y、7Iで打ちピンの左バーディが狙えるポジションにナイスオン!
ウェイ選手のティショットは右のラフへ。
残り170Y、5Wで打ちますがグリーン奥のラフまで転がって行きました。
ウェイ選手の注目のアプローチ。
SWで1.5メートルの位置へ寄せます。
パーパットをしっかり沈め7アンダーフィニッシュ。
さあ、大山選手のバーディパット。。
絶妙のタッチとライン取りで、あわや入るかの素晴らしいパッティングでしたが
惜しくも決まらず、、やはり7アンダーフィニッシュでした。
1ストロークリードで迎えた不動選手のティショット。
右サイドの池から逃げるように持ち球のドローを打ちますが、
FWから左サイドのラフに転がって行き、なんとボールは小さい木の前のラフに・・・
ペ選手のティショットも左サイドのラフへ転がって行きました。
不動選手のセカンドショットは30ヤード前方に出すだけ・・
しかしそこから残り127Yを9Iで打ち、ピンの根っこにつけてきます!
ギャラリーから「ブラボー!!」の声が飛びます。
ペ選手は残り183Y、ラフから5Wで見事にボールを拾いナイスオン!
ロングパットを寄せて7アンダーフィニッシュ。
不動選手のパーパット。。。
入れれば同一大会3年連続優勝、外せば4人のプレーオフ・・
息を呑んで見守るギャラリー、
〜TVの前のギャラリーも息を呑んで見守っていたことでしょう〜
大山選手とウェイ選手もギャラリースタンド前で並んで観ていました。
ところが、このパーパットを女王は外してしまうのです・・・
今大会若干パッティングに不安を残していましたが、、
最後の最後に出てしまいましたね。(ちょっと緩んだ気がしました・)
かくして
大山志保選手、ウェイ・ユンジェ選手(台湾)、
不動裕理選手、ペ・ジェヒ選手(韓国)
4人のプレーオフにあいなりました。。。
■プレーオフ
左のラフに立っている小さな木が4人のプレーオフを演出しました。
バーディはまず出ないホールなので、いかにパーセーブ出来るか、
まさしくサバイバル戦です。。。
プレーオフ1ホール目で、ツアー初Vの夢が儚くも消えていきます・・
韓国のぺ・ジェヒ選手がボギーを打って脱落します。
さらに3ホール目で、大山志保選手がパーパットを決められず脱落・・
自らへの悔しさからか目を真っ赤にしていました。
そして5ホール目。
今大会2年連続Vの不動選手と2年連続2位のウェイ選手の
マッチプレーとなりました。
両者パーオンできず、アプローチ勝負となりましたが、、
バンカーから寄せ切れずパーセーブ出来なかった不動選手に対し
(アゴに近くフォローが取れない状況でした・)、
ラフからOKの位置まで寄せたウェイ選手がパーをセーブし
嬉しい涙のツアー2勝目を飾りました!
☆★☆ 本日のこの一打!(痛恨編) ☆★☆
さくら選手の痛恨の池ポチャショットです。
15番で絶好のバーディチャンスを逃し、
難関上がり3ホールを残して不動選手とは2打差。。。
そんなメンタル的にも追い込まれた状況での難ショット。
左上がりのラフで前方には木があってスタイミー、
グリーンの左サイドには大きく池が広がっていて、ピンポジは左・・
”なんとかバーディのとれるポジションにつけたい”とさくら選手は
思っていたに違いありません。。
〜残り難関の3ホールで、同一組の不動選手とは2打差という
極めてハードな状況でした・・〜
左上がりのライからスライス目に木越えを狙って行きますが、、
ボールは無情にも池に入り水しぶきが上がりました。
左サイドが池でフェードヒッターにとっては
ティショットが非常に打ち難いホールですが、
ティショットが明暗を分けたと言っても過言ではないでしょう・・
結局、この16番ホールは3日間でダブルボギーが2つ、、
厳しい試練のホールとなってしまいましたね・
★☆★ 本日の気づき! ★☆★
右サイドが全て池という難関18番ホール。
池に入れると万休なので、
ドローヒッターとしてはどうしても打ち出し方向を右にはとれず、
左のラフへ行きがちになります。
1ストロークリードで迎えた不動選手のティショット。
やはり左サイドのラフにボールは転がり、まさかの小さな木の前で止まります・・
そしてそのセカンド地点へ行くと、
数度アドレスのチェックをするや、
木を背中に窮屈なアドレスから、おもむろに30ヤード前にレイアップしました。
彼女の類まれなる【平常心・素早い決断・不変のプレーリズム】、
彼女の心の強さを垣間見る思いがしました。。。

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